平成22年度以降の計画
1. ミクロとマクロからのエコロジカル・フットプリントの算出および分析
  ・マクロ
     - 日本における地域間産業連関表を利用した各地域間エコロジカル・フットプリント分析
     - 東アジアにおける国際産業連関表を利用した各国間エコロジカル・フットプリント分析
     - 衛星データを利用した土地被覆から環境収容力を推定
     - 衛星データを利用したCO2量(「いぶき」搭載の主センサである温室効果ガス観測センサ(TANSO-FTS))をエコロ
       ジカル・フットプリントの算出に利用
 ・ミクロ
     - ある生産物に関するエコロジカル・フットプリントの分析
 ・稲作における日本国内の有機栽培と通常栽培の比較,および日本とその他の国における国際比較
     - 養殖漁業と通常の漁業(沿岸漁業,沖合漁業,遠洋漁業)との比較
     - うなぎの養殖のエコロジカル・フットプリント(現在天然は0.3%ほど)
2. 東ヨーロッパと東アジアとのエコロジカル・フットプリント比較
3. 里山など生物多様性を考慮に入れたエコロジカル・フットプリント改訂版の開発(現状では一般的に15%を生物多様性保全地として計上)
4. 戦略基盤研究全体を考慮した持続可能性指標の開発
     - 持続可能性に必要な要素や視点,考え方,指標や数値目標を戦略基盤メンバーにアンケート調査→分析
     -上記アンケートを日本の自治体や研究機関,環境NGOなどに広げる→分析
       ---> この結果から新しい持続可能性指標の方向性を見い出し,戦略基盤における各グループの集約する形
               で具体的な方法を策定,および算出る.
       ---> 他地域および多年次の算出し比較分析.
Ⅰ 平成21年度までの実績
    1. 衛星データからみる長江および東シナ海の水質について
    2. 気象ネットワークダイナミクスが捕らえたエルーニョ現象
    3. ポーランドにおける「持続可能な発展への取り組み~生活者の視点からの地域ネットワーク
       形成~ 2009年度北東アジア学会研究大会で発表
    4. 東アジアにおける持続可能性指標の開発に向けた既存指標のレビューと今後の方向性
       について
    5. 日本における地域間産業連関表を利用した各地域間エコロジカル・フットプリント分析