Suomi-NPP搭載VIIRSによる漁火の観測

米国の運用するSuomi-NPP(SuomiNational Polar-orbiting Partnership:米国極軌道パートナーシップ)に搭載されるVIIRS(Visible Infrared Imaging Radiometer Suite:可視近赤外画像化放射計群)には、観測バンド)のバンドが含まれる。DNBは、DMSP(Defense Meteorological Satellite Program:防衛気象衛星計画)に搭載されるOLS(Operational Linescan System:作戦用ライン走査システム)の可視光波長帯域バンドを継承する。
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VIIRS/NPPの受信処理状況について

米国政府は、1994年に米国の複数機関による複数の極軌道衛星計画を、国家極軌道実用環境衛星システム(National Polar-orbiting Operational Environmental Satellite System (NPOESS))として統合することを決定した。このNPOESSの事前計画として、米国航空宇宙局(NASA)により、2011年10月28日にNPOESSの事前衛星(NPOESS Preparatory Project(NPP))が打ち上げられ、極軌道へ投入された。
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海氷が生物生産にあたえる影響

オホーツク海は世界でも有数の漁業資源の豊かな海として知られる。この豊かな資源生物の背景には、それを支える一次生産者の存在がある。そしてこの事は表層への栄養塩の供給機構がオホーツク海には存在することを示唆している。
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漁業支援のためのMODIS観測データと補助データ

MODISによる海洋の観測データとして、海表面温度、クロロフィル-a濃度分布データについて、本学のWEB(http://e-asia2.tuis.ac.jp)を通して各方面へ提供してきた。しかし、雲の存在により、観測の困難なことが多いことから、5日間合成などの期間合成により観測頻度の向上に努めてきたが、常に衛星を見ている漁業関係者からは、さらなる観測データの提供が求められていた。
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網走沖の宗谷暖流域における基礎生産モニタリング-2

北海道オホーツク海沿岸域を流れている宗谷暖流水は豊なオホーツク海の一端を担っている。宗谷暖流水は物理・化学的な特徴は暖流系の水を引き継いでいるものの、植物プランクトン群集において大きさが10μm以上の大型の植物プランクトンの占める割合が高いことが指摘されていた。
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データと画像を地理情報システムで表示

水圏環境変動過程研究グループは、MODISによる観測データから抽出した海表面温度分布、クロロフィル-a濃度分布、流氷分布、雲分布などのデータと画像をWebから提供している。
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網走沖の宗谷暖流域における基礎生産モニタリング

1. 宗谷暖流水でのモニタリング 北海道オホーツク海沿岸域の表層には黒潮を起源とする宗谷暖流水が流れている。黒潮は高水温、高塩分、貧栄養という特徴がある。また、一般に暖流系の水ではピコプランクトンと呼ばれる大きさが2μm以下の小型の植物プランクトンが主たる基礎生産者となり、生態系を支えていることが知られている。
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東京農業大学オホーツクキャンパスの受信設備による観測

図1は、SeaDAS (SeaWiFS Data Analysis System) により作成したカムチャッカ半島を中心とする海底の深度分布図である。0mから-10000mまで淡色を配色し、-100mと-200mの等深線を合わせて表示した。カムチャッカ半島東海岸の中央部から千島(クーリル)列島に沿って千島海溝が走り、東側にアリューシャン列島に沿ってアリューシャン海溝が走る。その中間を南方方向へ天皇海山が伸びる。カムチャッカ半島西側のオホーツク海は、
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水圏グループの全体計画

水圏グループは、アジア東岸域を代表する環境因子のひとつとして黒潮を捉え、アジア東岸域の環境変動に対する生態系の応答について観測研究を推進する。 黒潮は、台湾と与那国島との間から東シナ海へ流入し、本流は屋久島南方の吐から海峡から太平洋へ流れる。
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