EGU2009に参加して




2009年4月19日~24日に,オーストリアの首都ウィーンで開催された学会EGU(European Geosciences Union General Assembly 2009)に参加しました.カバーしている領域が広く,ヨーロッパ全域からはもちろん,遠くアジア,オセアニア,南北アメリカ,アフリカ等全地球的感覚の参加者を集めて,盛大な意義深い学会となりました(世界86の国々から参加者総数9,088).戦略基盤研究 グループからは山崎先生のオーラルセッション(招待講演),および櫻井はポスターセッションでの参加でした.以下の2枚の写真は,学会登録会場となったオーストリアセンターのものです.



以下,ポスターセッションの様子をお届けします.初めて参加した学会だったため,事前の情報が薄く(学会ホームページの情報だけが頼り)不安でしたが,決められたルールに従い,開催時までの仕事を,時間を追って進めていきました.”Geosciences” が持つカテゴリの広さに驚きつつ,最初に困ったのはどのカテゴリにアプライするのか,でした(22ディヴィジョン,26プログラムグループ,2009では524のセッション).われわれの(共同発表者は藤原先生)テーマは,”Water quality of the Yangtze basin and the East China Sea analyzed by both Chinese official and MODIS remote sensing data” でしたので,HS(Sediment transport in small and large streams: measurement techniques and modeling)カテゴリへのアプライとしました.写真はHSカテゴリのポスター会場の雰囲気を撮ったものです.



以下は,われわれの指定場所に貼ったポスターです.閲覧者は多く,ポスター際に立つ時間帯は緊張の連続でした.内容がアジアのものなので,アジアの研究者からの質問が相次ぎました.



なお,学会開催時までチームリーダーからは断続的にメッセージや意見収集が行われ,それらの分析をもとに,実際の会場では事前事後のミーティングやポスターへの積極的な誘い等が広報され,実にダイナミックな力強い会議であったこと,ヨーロッパの底力に遭遇したような感触を受けたことをご報告します.本学会は毎年開催され,2010年は同じくウィーンにて,5月2~7日の予定です.(櫻井)